crackの踵、鎮座するうららかな痺れ/あらい
 
い?)まあ すげて、?でも こたえもない けれどもね?

 わしゃわしゃしているだろう この空っぽなアタマで、骨が溶けてしまいそな 乾季のお天道様だってよ。翠雨の平行線を波々と蹴散らしていく 酸味ばかりの。痛みを賭した、やわらかなよみがえりの通信記録を 焚き点けている、この生きた証よ。

 糸を引く斜光が若葉と戦いでいる気がする。ふらついた肩口だけ煙霧に逃げ延びていった。白樺の根に蔦が絡まり小言を窘めるような暮らしぶりを便りに認めては、はめ込まれた生活からはなにも生まれやしないものだから、彫り進んではなにもかも、餓えて死ぬまでが逢瀬みたいなものだと靴を揃えて、老いた者だ

 名も知らぬ
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