paper tunes/あらい
に 境界線すら追い出してしまって
蒼い雪の万年筆で奏でる 願いのこもったあまだれの灯に。グラスのシェードは大きすぎる影で、空の上ほど暗く 海の底まで輝く。ボヤケた一群の、烏(claw)であり 海のオルガンと軽やかに旋回する、かるく引き始めてから
夥しい雫が鋭さをまして走り抜けるそして。いまに呑み込む。このジオラマのアングルも取り決めでは、磨き上げられた ときとして 砕けたけれど、私は、もっと薄くてきれいな色をしています
その嘴では星空に詠わず 漏斗では水溜まりの取り澄ます。みずみずしさだけが。過去の詩篇が 滑らかにあるように どこまでも 惨めさ、だから、当てつける隙間風とか
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