最近の日記/由比良 倖
 
れて、点滴と尿道カテーテルを入れられて、その上紙おむつまで穿かされていたらしくて、肺の中の(?)酸素濃度(違うかもしれない)が、僕の祖母が死んだときの数値を下回りそうで、傍にいた母は僕がとうとう死ぬんじゃないかと気が気でなかったらしい。
 CTとレントゲンで見る限りでは、脳にも内臓にも異常が無いし、呼吸も持ち直して来たので、(多分)様子を見ましょうと言うことになって、それで、三日目になって僕は急に目をぱっちりと覚ました訳なのだけど、後々その時の状態について聞いて、そんなに悪かったのか、と自分で驚いたし、もしかしたら一生、脳に障害が残ったまま、言葉も書けずに過ごしていた可能性もあったかもしれない、
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