青空とレモネード?/朧月夜
療も早く進むだろうと思えたからだ。君とは何の関りもない、いや、ほとんど関りのない僕が、君にとって重要な役割を担う、ということに僕はいまだに納得出来ないでいた。しかし、今はそうするより他に仕方がないのだろう。
僕たちが1度お茶を飲んだ、茶源堂で僕と君の元ルームメイトとは落ち合うことにした。
「はい、これが合鍵」
「本当に僕が彼女の部屋に入っても良いんですね?」
「あの子もそれを望んでいると思う」
「どうしてそんなことが言えるんですか?」
「友人だからよ」
君の元ルームメイトは、その時だけはきっぱりとした口調で言った。
「身分証明書なんかは、取って来
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