青空とレモネード?/朧月夜
か店内の様子を落ち着かせることが出来た。中央にあるテーブルは、やや西側に寄せた。これで客の動線は変わってしまう。それは仕方がなかった。
君のルームメイトから電話がかかってきたのは、そんな折だった。それまでに、僕は君と数回会って話をしていた。僕はそれどころではなかったが、彼女の声は真摯だった。彼女は君との同居を止めると言う。僕は返答に窮した。
「いきなりなぜそんなことを僕に?」
「あの子があなたと同居したがっているの。ルームメイトとして……」
「なぜ?」
僕はただただ驚いた。何よりも、僕と君とは知り合ってまだ間もない。友人でも恋人でもない間柄だ。それがいきなり同居人
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