青空とレモネード?/朧月夜
るのもやはり朝の8時くらい。通勤の時間を含めれば、30時間くらいは起き続けていることになる。そんなことは過去にも何度となくあった。
やはり、僕が僕自身のことを話すのは苦手だ。それは、話が大げさになってしまわないかと危惧するせいだろう。
その日の僕も、ダブルの仕事を終えた後だった。夕方には続けて夜勤の仕事が待っているはずだった。しかし、僕は39度近い熱を出して起き上がることが出来なかった。
ミニマリストを気取っているわけではないが、僕の部屋にはほとんど物がない。食事も外食かコンビニの弁当で済ませていた。ただ、冷蔵庫の中にはレモンが1個だけ入っていた。それはなぜだったろう。その
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