love sick 4/ルルカ new
く閉じていた。
ドクターは、かまわず続けた。
「前田さん。一つ確認したいのですが、あなたは、眠っている時に、もちろん、パジャマを着てベッドで安眠しているわけではないのですよね?」
「はい。パジャマを着て眠ったはずなのに、朝目覚めると、ベッドの傍に、高級なドレスが靴が、ちらばっているんです。しかも、毎日、違う物なんです。しかも、しかも、名刺が置いてあって・・・。」
愛美は、不安そうに目を動かした。
この子も自分とは違うが、同じ不安という感情におびえている・・・。
そう思うと、ドクターの心は、いつものような落ち着きを取り戻した。
「あの・・・。」
「はい。」
「私の症状、紹介先から聞
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)