夏/あらい
 



   flat line

腐食した己から、新たな息吹が返り咲くとも思えないが
記憶に隠蔽する、なきがらを遺棄してみる
吐き出した溜息が何かになるわけもないだろうに
かえりぎわに健気を装う、雑草の図太さに目を留めることが
くだらないかなその種子を 溢れては零している次第です
それではさようなら、よくできました、
日はそれでバツがつき
望遠レンズで覗いた、
口角は心にもない、バーコードを読み漁る
景色に溺れていた、なんてこと、言い出せもしないので
今日もまた今強いた道を繰り返し
歩んでいくだけの未来を覘いた
いきるためにしんで、しんでしまうから、
いきている
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