シナリオ・百合崎高校馬券部始末記?/平瀬たかのり
 
た」
四人「ええっ!!」
涼歌「や、や、や、やっちゃったって、あ、あ、
 あれ、あれ、あれをっすか!?」
華織「うん。あれをっす」
涼歌「どっどどど、どういうことっすか!?」
華織「うん。みんなだから言うね。毎年夏休み
 入ったら茨城の山奥にあるおばあちゃんちに
 二週間くらいわたしだけ行くの。でね勇作――
 彼、筑波勇作っていうんだけど――おばあ
 ちゃんちの隣に住んでる同い年の、農業高
 校行ってる子でさ」
涼歌「隣に住んでる同い年」
華織「うん。だから子供の時から夏休みの半
 分はずっと勇作といっしょに遊んでた。山
 奥すぎて遊び友達も近くにいないから、勇
 
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