シナリオ・百合崎高校馬券部始末記?/平瀬たかのり
作もわたしが来るの楽しみにしててさ」
四人「――」
華織「すぐ近くに、今日遊んだよりもっと静
かで深くなってる川があってね。いつも二
人でそこで遊んでた――最初にキスしたの
は中三のとき。高校入ってからは、裸で泳
いでた。躰、触りあったり、してた」
遥「え、もしかして、そこで――」
華織「うぅん。勇作『今日は家に誰もいない
から』って言ってさ。家に行ったらホント
に誰もいなくて」
遥「で?」
●〈インサート/回想場面・勇作の部屋〉
勇作の部屋に入る二人。引き出しを開
けコンドームを出して遥に見せる勇作。
華織(声)「で、勇作の部屋入ったら机
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