シナリオ『百合崎高校馬券部始末記』?/平瀬たかのり
「うん」
遥(声)「分かった」
華織(声)「お涼ちゃんのためにもそれがいい
かな」
○同・部室
戸を引き開け部屋に入る涼歌。遥が焼き
ソバを焼いている。既に作られ山盛りに
なっている焼きソバ。
遥「おー、お涼ちゃん。いいところにきた」
涼歌「お、多くないっすか」
遥「注文が入っちゃったからね」
涼歌「注文?」
遥「ねえお涼ちゃん。焼きソバ、パンに挟ん
でいってよ」
涼歌「パンに、ですか」
遥「うん、そこのトング使って。パンに切れ
込みいれてあるから」
涼歌「あ、はい」
焼きソバパン作りを手伝い始める涼歌。
○同・渡り廊下
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