シナリオ『百合崎高校馬券部始末記』?/平瀬たかのり
涼歌「はい?」
華織「遥のご飯が出来上がる間、ずっと何か
絵書いてたよね」
涼歌「あ、はい」
遥「わたしも料理しながら気になってた。見
せて」
涼歌「いやぁ、人にお見せするほどのもので
は……」
華織「いいじゃない、ね、見せてよ」
涼歌「あ、はい、じゃあ……」
スケッチブックを華織に差し出す涼歌。
華織の周囲に集まる他の三人。スケッ
チブックを開く華織。そこに描かれて
いるのは寝そべって読書するキャロル。
キャロル「えっ。これって、わたし?」
涼歌「勝手にすみません」
華織「うまいなあ。似てる〜」
千伽子「よく特徴捉えてるわ」
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