シナリオ『百合崎高校馬券部始末記』?/平瀬たかのり
 
の……」
キャロル「一年生?」
涼歌「あ、はい」
キャロル「ほら、ガイジンさんが怖くなかっ
 たら突っ立ってないでこっち入んな」
涼歌「あ、あ、はい」
   上履きを脱いで部屋に入る涼歌。
キャロル「座れば」
涼歌「あ、はい」
   腰を下ろす涼歌。横転し背を向けるキャ
   ロル。
キャロル「はうどぅゆーどぅー」
涼歌「あ、あ、はうどぅゆーどぅー」
キャロル「わっちゃねーむ」
涼歌「あ、まいねーむいずスズカカツラギ」
キャロル「――まいねーむいず神楽キャロル。
 とーちゃんニッポン、かーちゃんアイルラ
 ンド。葛城さん、最初に言っとくけど、英
 語で話しかけら
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