女學生日記について/TAT
 
自分を思い出す夜もあったでしょうか。

戦争。焼け野原。高度経済成長。オイルショック。バブル経済。失われた数十年。

彼女の長い長い長い人生の道を想像する度に僕はめまいがします。

第二次世界大戦の開戦を知り、ポーランドの子ども達の運命に思いを馳せた十二月二十五日の夜の彼女の日記。と。今現在、ロシアの侵攻に脅かされるウクライナの子ども達の事を憂う我々とで何が違うのでしょうか。

中国は香港を飲み干し、今度は台湾という大皿にまで手を伸ばそうとしています。

僕らとアメリカが正義で、BRICSが次の敵で、彼等が悪なのでしょうか?

もうあと何年かすれば僕らはみんな第三次世界大戦
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