女學生日記について/TAT
 
大戦の鍋底に叩き込まれるのかもしれません。それは全くの0%の絵空事ではないと、僕は思います。

そんな今の時代だからこそ彼女の遺したこの日記を遍く読み、残したいと、強く思いました。この日記の中に戦争はありません。ただただあるのは日常です。けれどもその日常を命と替えても後に残したいと、なぜだか僕はそう思いました。

時に見栄坊でもあり密告屋気質でもある女の子は決して大聖人ではありませんが、日々に疑問や恐れを持たず無垢な青春の時代を現在進行形で生きていて、僕にはそれがとても眩しく映ったりもしたのです。

という綺麗事もまぁ真実ではあるのですが、、。

告白すると僕は大昔の旧字体の手書き
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