「クレクレ星人の独り言8、正しい貨幣観を理解しよう。」/ジム・プリマス
 
は、先に書いたように国が今まで国民や民間の側に供給した、貨幣の総額に過ぎないのだから、そもそも一般の国民や民間の企業の収支と、国の収支は大きな違いがある。国には貨幣を発行する権限があるのだから。金がなくなったら刷ればいいのだ。
 結論から言えば、国には金があり、金を出せるのだ。厳密に言えば財政法第四条で建設国債以外の赤字国債の発行は禁止されているが、それでは現実の国の財政運営が成り立たないために、特例公債法を設けて赤字国債を発行しているのが現実だ。
 国が間違っている緊縮財政路線を転換して、積極財政に舵を切り、各種の減税や、十分な財政出動を、適切に実施すれば、日本のデフレ不況も、物価の高騰も、
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