いしのなかにいる/あらい
るところで。
白湯は既に冷たく、また入れ直しては口もつけられずに用意した錠剤も忘れ転がるまま。泥のような視界は浅く小さく迷うこともないはずなのに、
胸のうちに巡らす儘、
いつだってそうだ。後悔のないように罪重ねる難いだけの意志が、この身と共に崩れ去るまで。
ときに許される限り、なんとなく息をしている。
とまあ要は億劫なのだ。
手の内で遊ばせるだけで精一杯。游がせられているのはやはり自分の身一つでしかない。それで溺れ、沈んでいく、他愛ない戯れだ。
黴が嘲笑うような撓んだ天井には雨漏りのあと。
足の踏み場程度の床に散らばる生活臭。見慣れたもの。
嘴のない
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