いしのなかにいる/あらい
ている?
自分自身に問いかけるが、(こたえはない/正解もない。)
――ただ星屑ばかりがさんざめく、あたり。 それが降る触る振る、震わせるのだ/奮わせるのだろう、なあ揮わせるものはなんだ? ほかでもない己の意思だ。
<だからその石ころ/ちっぽけで/なんて、こともない。>
磨けば光るなんてとんでもない、嘘だ理屈だ。脆く崩れてしまうただの泥団子を捏ねてるだけ。そもそもこの泥濘に浸って遊ぶ、游いでいるふりにしかならない。なんの役にも立たない、時間ばかりが無駄に過ぎている。が。どうせ死ぬのだから、後先も厭わずに好き勝手に愛しみな、と。この手のひらを掴んだものだ。
人生讃歌
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