愛と赦しの恐ろしさについて/秋田の米はうまい
れるために実際にその言葉を言った。
そのペテロが最期のときに再び主からそのように言われたときの、激しい内面の動揺を考えるといたたまれない。その後ペテロはすぐにローマへ引き返し磔にかかった。
ペテロは恐怖でも羞恥でもなく恐らく主から与えられた赦しと愛によって自ら想像も出来ないような残虐な死をむかえたいと切望したのではないか。
それは卑怯者の代名詞のような登場人物のギリシャ人の老人の最期にも描かれている。
老人はネロの横暴を知りながら身の保身の為に上辺だけの同胞の信徒を売り渡した。
そのあと偶然自分が二度家族全員を地獄にたたきおとした過去のあるキリスト教徒の人格者の医者が、たいまつにされ生き
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