愛と赦しの恐ろしさについて/秋田の米はうまい
生きたまま火をつけられ絶命する光景を見てしまう。炎の中から覗く医者の憎しみの目と視線があい、老人は許してくれと口走る。医者から
「許す」と言われた瞬間、そのギリシャ人の老人は発狂し自分の頭に土をかけた。その後老人は全く生きる欲望が無くなってしまい、最後は舌を抜かれても猛獣をけしかけられてもネロの横暴の真実を叫ぶことをやめなかった。
自分の罪を全て赦されるということは結果人間を死に向かわせるのだとこの物語を読んで知った。神の愛と赦しほど現実の人間にとって恐ろしいものは無い。
(クオ・ワディスの内容の表記は記憶によるものなので大筋の内容です。一部違う部分もあるかも知れません)
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