カーニバル/山犬切
まらない 立った状態での後背位で僕は激しく狐のお面を被った齋藤さんを突いた マシンガンのように斎藤さんの奥を刺激した 齋藤さんはお面の下で顔を歪めて甘くあえいだ息を小刻みについている なおも一心に後ろから突き続け俺はとうとう射精した… 狐のお面を被った齋藤さんはがっくりと膝から崩れ落ちるように地面にへたりこんでしまい、お面のすき間から満足げでありつつもなお誘うような目つきが見えた 僕が肩で息をしている彼女のお面をおもむろに剥ぐと、そこにはあるべきはずの目、唇、鼻、滑らかな素肌はなく、暗い宇宙の星雲のようなもやがちょうど顔と同じくらいの大きさで首の上に乗っかっていた 僕が腰を抜かしていると、暗いもや
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