詩の日めくり 二〇二二年四月一日─三十一日/田中宏輔
ィストになっていて、自宅を実験室にしていたのだ。まさかサリンみたいなものを作ってるんじゃないだろうなと訊くと、ちゃうちゃうとの返事だった。
さいきん買ったもので言えば、SF傑作選は比較的、低価格SFだったかな。『黒いアリス』は超高価格SFだった。『淫獣の幻影』や『淫獣の妖宴』は高価格SFだったかな。
二〇二二年四月九日 「短詩」
メリー・ゴーランド
回る、回るよ、景色が回る。
回っているのは、わたしのほうなのに。
二〇二二年四月十日 「星々の海をこえ」
グレゴリイ・ベンフォードの『星々の海をこえて』さいごの542ページまで読んだ。重厚で緻密だが
[次のページ]
戻る 編 削 Point(13)