水色のノート/番田 
 
う。僕はプロディジーやレディオヘッドが流行っていて、僕は聴いていたが、その、でも少し前はブラーとオアシスが流行っていて、僕は店でよく流れていたことを記憶しているのだ。僕のポケットにちり紙が入っていたあの頃の、でも、故郷からは友達は姿を誰も消していったものだったが、過疎化の波に街はのまれていたのかもしれない、東京はどこもそんな気配は無かった。


僕は時々今でも詩を書いているのだ。地球の歩き方の、メモ欄に、機内で綴っていた言葉は一体何年前のものなのだろう。薄く、古文書のように読み取ることのできない文字を、解読しようと試みる。学校を出て、働き始めてから親交のあった人たち、それから、もう、なくなっ
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