詩の日めくり 二〇二〇年十月一日─三十一日/田中宏輔
の老女のところに、みんなで行こうという話になる。宇宙人は子どもも入れて総勢7人。ほのめかしの手法が多用されてて、わかりにくかった。あんまりわかりにくい作品だから、これからもう1回読み直す。ほのめかしって、高度な技術だから、わかりにくくてやだな。ホラーならまだ許せるけれど、SFでほのめかしなんて、なしだよね。ぼくは、SFは直球が好きなの。主人公の老人は齢をとって引退してから村に引っ越してきた。村の住民は6軒。老人の趣味はラジオ短波で人と通信すること。その通信に、宇宙人が出てきて、土地が欲しいと言う。主人公の老人の友だちの老女がひとのいない邸を持っていて、彼らにそこをあてがおうとするところで終わる。ま
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