3?/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
 
どは見向きもせずに、
心の顕現そのものと繋げて、立ち現れて來る、そんな抜け道も、知っているものは、
見知った趣きで、通行して來てゐた 。
 意識のしずくの集積として、文字の形象としてのコトバがある、
それより他、それ以外の、にじくり、のこれが、
変態してゆく宇宙の背と肩で、僕は、自重をその空に預け、
歌えるはずもない歌を、まなざしに、うたわせる、少乙、を、見る、
誰かが使うからではなく、それしか使えない、
凹み窪んだ、金属球の内天井の、反響にも似て、
言霊は、つかうことで、魂に年輪のように光の記憶を刻み、
その境目に、ずっと一緒にゐた、童子、未来機械のかがやきを指で拭う。
 
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