3?/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
 
いじりながら、外に掛かる虹を、時折、時計をみるように、視認する、
街と野原の中間の人、それは、と、ゐぅょり、彼、彼女は、
まだ、少乙、の風情で、雪の下で、花は、未だ、白い緑だった、

何も言葉を発さずに、少乙は、ずっと、作り続けてゐて、
彼女のことを想ってゐて、ずっと、気持ちを伝えようとしている、
マスコットのことを、その娘は、ずっと、頭に留めたままにしていた…

雨は、ずっと、遠い山奥の外れでは、すぐに、石清水と混ざって、
さやかな透き明らむ流れになってゆく、

 この土地と、言うより、原始のままみたくな森林には、
山から入って來る、道もあれば、そんな普段の道などは
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