年明けからの毎日/番田
ばかりが続いている。そばでもいいから茹でるべきなのだろう。しかし、そばは切らしていた。夏の間はよく食べていたが、在庫がないままだった。買い出しに出かけるときにはいつもそのことは忘れていた。
図書館で借りていた本は、読みきれずに終わりそうだった。この本を借りていたときは、まだ、外は暖かさが残っていた気がする。記録的な大雪が北海道では心配されていた。新潟においても雪は何もニュースにもならずに過ぎていくほどなのだから、相当なものなのだろう。そんなことを考えていると、不意に、少しだけ寂しくもなったりもした。友達は皆、結婚してしまった。関係のあった女の子も、今では、一児の母親だった…。僕は、今では
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