詩の日めくり 二〇一八年十一月一日─三十一日/田中宏輔
 
た。いちばん好きなのは、ウォルター・テヴィスの「ふるさと遠く」だった。アイデアもすばらしいし、叙述もすばらしい。「ふるさと遠く」は、そのタイトルのテヴィスの短篇集ももっていて、既読ではあったのだが。


二〇一八年十一月二十九日 「キャサリン・マクレイン」


 旧版のアンソロジー『冷たい方程式』(ハヤカワSF文庫)を読みながら寝よう。冒頭に収められた、キャサリン・マクレインの「接触汚染」は、ほんとに傑作だと思う。新編には収められていないのだが、版権の関係だと思うんだけど、新版に収録されていないのは、ほんとに惜しい。おやすみ、グッジョブ!


二〇一八年十一月三十日 「詩論」

[次のページ]
戻る   Point(12)