概念とはグラデーション的な実在ではないのか?/朧月夜
て言えば、これは「チューリング計算可能性」として定義されるものと等しくなるでしょう。
例えば、コインを投げた時に、表が出た時には0、裏が出た時には1、というやり方で数字を並べていくと、これは二進数における「ランダムな数」ということになります。同じように、0〜9までの数をランダムに並べていけば、十進数における「ランダムな数」を作ることが出来ます。また、ランダムな数をランダムに取り出して並べていくことで、「ランダムな数を要素とするランダムな集合」というものをも作れるでしょう。ですから、「限りなく大きな世界」における乱雑さというものは、「あらゆる要素があらゆる結びつき方で結び付いている状態」だと言え
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