概念とはグラデーション的な実在ではないのか?/朧月夜
れば、1割0は∞で、∞=1/0ということになります。また、1/0=∞、2/0=∞という計算を無限に続けていけば、いつかは1=2=3=...=∞という結果が得られます。ということは、0=∞/∞=1でもあるわけです。とすると、0に関してもやはり先の等式に含まれることになり、0=1=2=3=...=∞となるのです。
もちろん、これは0除算が許された時に得られる結果なのですが、数学の世界ではそうした計算が許されていない、という訳ではありません。このように、0が全ての数や無限大と等しくなる計算、ひいては全ての数がその他の数や0や無限大と等しくなるというやり方があまり役に立たないから、わたしたちはそうした
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