尺八老人と漬物の恋/道草次郎
 
ヤンチャな外郎にちげえねと、そうおもいます。おもったりします。

どうも、ふしぎ。かんがえといもののふとした連関、その極彩色の混迷のような顕れ。ふしぎですね。

然るにここ龍のおわすところの水所。裏手には低山、涼し気な緑色の風を池に吹かせておりますが、いくらか青い萼紫陽花もちらほらみえはする。

そういえばここに来たのも、昨日、葡萄の房抜きのバイトをして握り締めた茶封筒の6350円のうちの五千円札を郵便局に入れて帰って不調の為寝ていたらもとつまから電話あり、ひるからねていることを咎めだてされたような心持ちにこちらで勝手になり、ではこれから日も暮れそうで涼しいし、相葉くんがいるかもしれな
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