パントマイム朱線/
あらい
この身を融かすばかりに!
無言劇の奥に一筋の光を堕として
なんと叫べば届くのであろう。
*
前略
+αへ
これが今自分が抱えている夢であると
言い聞かせれば他愛もない
かけらたちの煌きに装うのも、あれであるが。
きれいごとなんてひとつもなかった
ぬかるみに押しつぶされそうな未来を踏み固めるように、
ひとつひとつ、
視線を
外している。ピン止めされた写真がぼやけるさまを、
ビン留めされる写真の枠に、
なにか 痛
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