パントマイム朱線/あらい
 
強請っていた。
(絶、
  滅) を垂らしている、
   包帯の蔭で、延ばしてしまった黒髪を売り捌く
     幻肢痛のような、(〜心が)逢ったような無かった様な
筆圧だけの痕跡の未知。
    < あなた。
       それでいて、
        へぬるいものに、
      いまだ、
       だかれているの >
   嘴のキイロイ三角関数は、
      あなたにとって恋いをしている。ばかりの、暈です。
               *
           氷雨虹はお道化ていった
            この頬を潤すばかりに!
           
[次のページ]
戻る   Point(1)