戒めパロデゐ/あらい
砂地に枷をのさばらせただけで、惹き契られたツラはもう
腐りかけた、微笑みも愚弄する亡者でしかない
ですが未だ 私を逝く 先へ、往けぬ。
この己が濁っている。ただそれだけがひどく臭うんです。
これは周りが退ノいているからなのか、ひとめひとめにあいまみる
レンズの焦点を絞り感覚に頼る 目前が拗れ暗転してきて、
ちかちか
ちかじか
そればっかりが気になってしょうもな。
これが誘われる芳香なのか放浪なのか
いつまでもふらついて受け入れることが適わない、指針とは、
認められそうもできそうもない。
「今生余興」
この身のシグナルを送り続ける
伝達された紅刺し指で羅針儀
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