戒めパロデゐ/あらい
針儀を巡らしている
とてもとても汚らしい思い、反芻していく様を
模造して御覧なさる、
過去なのか未来なのか今なのか
通りすがりの私は嬉々として言うのです。
誘い掬い出すシミのさわり、
確かにお前を突き動かすものかと、想像が創造を育み
あなたの姿を現すだろうと時に流されている
然うして、
私達の足元には穴がない
当たり前にも道があるの
なんて彼方は強く言うだろうか。
その見渡せる先に 今が踏みしめた未来を望んでいる
仕方なくても、
目前に広がる域を掃いて捨てる 歩んでいく
そのことに覚悟も意味もない。
ここに有る想いだけが真実 時に流されても
伝い歩いた私の躰は あなたによって集る
クサリ、
媚び憑いた魂の欠片 光とあり影をうつす。
出会ってしまったのだから、
そのひとときなり。
混じり合い溶け合ったことが受け入れるべき真実
思い込めるもの我が体としてしまい込んで
今、
今。
空席の床几によりかかる、私は
誰も知らない私を真似したみたいだ。
このパスワードを解除する術はない
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