隕石のながい尻尾/道草次郎
薔薇の眼窩
と
栗鼠
あ
スナフキンの屍骸
丘陵を穿つ
アリス
アルデバランへの旅程
二百万年
曰く
母は肺魚だった
「超古代神殿と最後の詩」
白亜紀末期の地球。その何処かの丘に一個の巨大な宮殿のようなものが突忽として浮かび上がる。この時代の豪奢なる星月夜の饗宴がたけなわの折である。夜陰に忍びよる小型爬虫類どものエメラレルドのような双眸が、凝然として丘陵を視つめているその時である。いや、それを宮殿のようなものと形容したのは間違いだ。その超越的な偉観を前にしては「神殿」と呼ぶのが相応しい。
その「神殿」の入
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