世界からもしも3つ消えたなら(短編小説)/月夜乃海花
 
ている様なものに見えた。むしろ、この生物は自分の今の状況を理解してないように思えた。
「とりあえず私は明日、『仕事』があるから寝ないと。」
私は結局寝ることにした。元々不眠症で眠れないから睡眠薬を飲んでいる。にも関わらず、睡眠薬の眠気を無視して起こされるものはなかなか辛いものがある。
「待ってくださいよぉ!3つ消して欲しいもの教えてぇ!」
「ノルマと不眠と君かな。」
「はい!わかりました!」
シュルシュルと煙が出るような音が聞こえる。その後にああああ!と悲鳴の様なものが聞こえたが無視することにした。その後、夢を見た。
「人間よ。悪魔を退治してくださりありがとうございます。」
「何が
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