だから夜露詩句越境推薦/津煙保存
 
子は変わらずに続けられます。外部のもの、他者の存在であるはずのものが憑依する、自己の内に宿る、言霊としての。そうした感覚でしょうか。而今、一如、不二などを想起します。
ことばと血肉を果たすイメージ、信仰と呼ばれるものに近い感覚のものでしょうか。鈎括弧をこのように用いた作品を見かけないか、わたしがほとんど用いたことがないためなのか、視覚的な効果も含め興味深く思えるようです。


その言葉と共に水が引き始めた


 ごく普通の文章のようですが、先の語りの調子を受け、そしてそのまま事の流れ、内実を説明する一文のようです。


涙と怒りの体液の井戸はついに乾き
{引用
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