散文三つばかり/道草次郎
 
の何人かを知っているが、その詩人らはたしかに時空の調律師を飼っていたか、それに飼われていたかのようにみえた。



「詩の人質」

詩を人質にとってその頭に銃を突きつけるぐらいなら、女を人質にとってその頭に銃を突きつける映画を観た方がまだマシなのに、いっこう映画も小説も漫画もじっと浴びることができない。今から数えておよそ120日前には、3時間おきにする赤ん坊の世話の合間にNetflixの無料期間中を利用して、『COSMOS〜いくつもの世界』をこっそり観ていた時は、こんなことになろうとは予想だにしなかった。昔から宇宙や生命の話が好きだった。BBCはすごいことをやる。今でもそれは思う。ニー
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