メモ(正直なところ)/はるな
 
正しいと思えなくて、いやだった。

物事は少しずつ変化して、とにかくいま生活をしている。考えているときは生活なんかしてなかった。お湯を沸かすことも床を磨くこともなかった。花はみるもので飾るものではなかったし、とにかく世界のあらゆるものはわたしの外側にあった、生活も。

わたしはとにかくさみしくて途方に暮れていた、誰もわたしにいても良いよともここにいなさいとも言わなかったから。健全な家族に生れて足りないとおもってはいけないのだと考えていた。真っ当な父と母にきちんと育てられたけれどもその時はとにかく生きていても良いと思えるための愛は足りなかった。
それで夫に自分と一緒にいれば良いのだといわれ
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