メモ(正直なところ)/はるな
 

正直なところ、たしかに生活することは悪くない。湯を沸かし、布を洗い、床を磨き、花を飾る。娘の髪を梳き、夫の靴をそろえ、ときどき、外で花を売ることは。
どうしても今日死ななければいけないのに。という気持が45分おきにめぐってきて3時間続き、気を失うように眠って半日経つっていうようなのが、わたしの人生の半分だった。どうしてそう思うのかはわからないけれど自分が生きてるべきではないのだと信じてたし、けれども世界はあるべきものであって、苦しかった。あるべき世界にあるべきでないはずの自分があって、それがとにかくいやだった。どうしたら正しいのか、どうあれば自分がいることが正しいのか考えて考えて考えても正し
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