恋昇り8「きっと大丈夫」/トビラ
 
?」
ダメだ。
吹き出してしまいそう。
「うん、一割くらいにしておく」
「おう、頼むぜ」
そう言って、菜良雲は満面の笑みを浮かべる。

その笑顔を見ていると、なんだろう、私たちは大丈夫って思える。
菜良雲は、バカで無神経でエナちゃんが好きで、まっすぐなやつだ。

 *

夜七時。
私の部屋を誰かがノックする。
連座かな?
ドアを覗くと、やっぱり連座だ。

「ごめん、俺、けっこう寝てたみたいだね」
「ううん、気にしないで」
「ちょっと話したいんだけど? いいかな?」
「うん」
「俺の部屋でもいい?」
「ん? うん、いいよ」
連座の部屋に行く。
連座の部
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