蜿蜿縷縷/あらい
最期を標す
いとも簡単に自分を捧げる未知は、
知らず小さくか細い願いと叶い純潔は散った
頬を染め醜く腐り逝くものだが 正しくは好むものを知っているからこそ、
見せつけるように天に面を晒す、
あの日の陽の光より美しくある姿を妬き転がして
辺りにひが放たれますと ほそき道に塒を絶たれたものどもが
明けにも満たない漆黒に 仰山這い出て参りますが、
そりゃあ着の身着のままであります
嘲笑うほどに滑稽で惨たらしい雄叫びが天を穿つほどに煙るもので、
いやはや いいひ でありますねえ。
こうして私の明日は洗われ、ひがひがひをもたらして
フフ、嫌いだという事に責任は持たず吐瀉は速
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