しまパンえれじい/服部 剛
過ぎゆく日々は遠き夢なり )
煙草の味を覚えた頃に 忘却はすでに始まり
煙とともに静寂(しじま)へ消える 場面の数々・・・・・
あの頃 夏休みのキャンプで お米を忘れた僕に
その娘はご飯を分けてくれたっけ・・・
・・そんな感傷日記のページは
手のひらに丸めてゴミ箱へ ポイ
大人と呼ばれる者達は 鬼のパンツを喰い込ませ
「明日の土俵」に立たねばならぬ
「はっこう はっこう 鬼のパンツ
はっこう はっこう 鬼のパンツ・・・」
「見合って 見合って
はっけよぉーい、残った!
残った 残った 残った!」
ものの見
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