詩学/詩の在り処(ありか)2/足立らどみ
張り付いていない、過去と今と未来
が一緒の坩堝に入った闇鍋の中から取り出すことだという立場から、元々、
多少の過去と未来も混じっているはずで、それも詩の要素の一つ
でしかないという自論を展開していますが、
(勿論、時間概念を支配?することは、有無の言えない強い自然でもあり、
ある種の人達にとっては魅惑の源泉であるのかもしれないけど)、
あれのことかと、最初からわかる詩人には、当たり前すぎてどうでも
良いことだと思う(起点なんてケセラセラだよ)。
むしろ、閃いた沢山の言葉の中から、どれとどれを選択するかを悩み、
書き手を含む読み手を如何に束縛していくかを悩み、いつ提示するかを
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