複雑性PTSDという病、メンタルハラスメントにあってからの再発と回復/田中修子
 
康を失った。
過覚醒(不眠)の症状だけが根強く残り続けている。

今回、再発症したのは自傷行為と過食嘔吐だ。メンタルハラスメントにあったのが二月だったろうか。それがじっくりと効いてきて、目に見えるものになってきたのが四月半ばくらいだったように思う。当初、訳が分からなかった。薬だけが増え、やっと主治医に何があったのか口頭で伝えられたのが四月半ば。主治医はトラウマケア専門医で、いままで精神分析や催眠療法などでボロボロになってきた人をたくさん見てきたようだ。それで、なぜここまで症状が悪化したのかをやっと把握できた。
新しく出た症状は記憶の欠落と、覚えのない文章を友人に送るというものであった。

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