複雑性PTSDという病、メンタルハラスメントにあってからの再発と回復/田中修子
 
てきた症状は以下のものだ。発症は、祖母の介護の強要を受け、彼女が目の前で転落してきた日にすれば、二十年以上もたっている。
アルコール依存症、自傷行為、拒食・過食や過食嘔吐の摂食障害、醜形恐怖、視線恐怖。
中学生のときから口止めとともに不適切なカウンセリングへのたらいまわしが始まり(これを精神的な子捨てという)、22歳にやっと自力で自分に合いそうな医院につながった時には、極度の貧血状態によって精神薬の投薬を始められず、鉄剤で内臓を治してから一日五十錠の投薬が始まった。
それから約十年間、回復に費やした。そして、一時期すべて寛解するに至った。
長かった。あまりにも多くの時間と、一部内臓の健康を
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