未来は平和でならなければならない1/暁い夕日
カに敵対心を持つ赤日軍は、ロボット兵をつかった戦争にふみきろうとしていた。アメリカのいいなりにはもうならないという主張をかかげ、最先端の技術でロボット兵器を開発していた。当然のように、自衛隊と赤日軍との内戦が勃発した。内戦は民間人を巻き込みながら、悪い方向へ進んでいく一方であった。 政府軍には、高齢者が多く、赤日軍には若者が多かったため、戦力は政府軍が上であったが、知恵や能力の面で後退し、一進一退の攻防戦が続いていた。
ある町に満知瑠という名の女の子がいた。満知瑠の父親は大変な過激派で、赤日軍の一員として進軍していた。しかし、満知瑠とその母は、父親に内緒で、神を信仰する宗教に熱心であった。
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