ものを「紙」に書くという大切さ/あおい満月
ことはない。自分の頭が勝負である。ノートに向かってみる。さすがにすぐには「書け」ない。苦しさのあまり、髪の毛をむしりたいような気持になる。しかし、これが本来の書くことについての「産みの苦しみ」なのであろう。これを味あわなくては本当の「詩」は生まれない。詩の公募には、
中には原稿用紙のみの募集のものもある。そこでは、表現力、字のきれいさなども求められる。こんなときに私は思う。もう少し幼少の時から、書道やペン習字などを習っていればよかったと。私の書く文字にはひどいクセがある。右上がりだし、バランスが悪い。だから、仕事で得意先への宛名を書くときなど、字がまがってしまうので、定規を必ず使っている。それで
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