小詩集「十一月十三日の朝の夢」/バンブーブンバ
クレバスも
いなくなっていて
誘われるように
ベランダの 窓を開け放ち
一人どこまでも 青い空を
眺めていて
泣いていて
3.起きた。
4.夢日記を「詠」んで
短針は 「3」のあたりで足踏みしていて
ぼんやりと パソコンに 夢日記
カタカタ詠むけれども
綴られた文字の並びは
「デ・ジャ・ヴ」と言った気がしたりして
となりの部屋から いつものB’z 暗闇に
ミシミシ聞こえて
なんだか きもち わるくなって
やっぱり わたし
ベランダの 窓を開け
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